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業務経験無しでITストラテジスト試験に合格する方法

今週から春の情報処理技術者試験の申し込みが始まりましたね。
今回は先日受験した情報処理技術者試験の1つ、ITストラテジストについての話です。

(追記)ココナラに出品してみました。添削します。
【情報処理技術者試験】ITストラテジスト・プロジェクトマネージャ試験の論文対策|その他(IT・プログラミング) | ココナラ

ITストラテジストとは

IPA情報処理推進機構)が実施している情報処理技術者試験の、高度試験の1つにITストラテジスト試験」というのがあります。
「プロジェクトマネージャ」とか「データベーススペシャリスト」とかに比べると、ナニモンだよ感の強いITストラテジストですが、要するに経営戦略に基づいて、IT戦略を考える役割の人材を指します。

ちなみに公式サイトには下記のように書かれています。

高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステムの企画及び開発を統括し、新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:ITストラテジスト試験

試験区分でいうとこんなカンジ。
f:id:ze-ki:20150119231113p:plain
赤い枠の部分がITストラテジストです。
そういった人材に必要な知識を測るのがITストラテジスト試験です。

その人材要件から、受験者の平均年齢も高く、平成26年の試験だと受験者で40.7歳、合格者で39.5歳でした。

合格率は意外と高くて15%ほど。難しい試験と言われていますが、合格率が大きく変わらないのを見ると、最後の論文試験についてはわりと相対評価なのかなと思います。あるラインに達成すれば必ず合格するというよりかは、受験者の中で上位に入れれば受かる的な。

そんな試験を2014年10月19日(日)に受けました。

結果

f:id:ze-ki:20150119230424p:plain
合格じゃぞい。

午後2の対策ばっかりしてたけど、わりと午前2と午後1も点取れてた。
モンハンの発売日の1週間後なのが一番キツかったかも。

ITストラテジストの対策

せっかく合格したので、ITストラテジスト試験の対策について書いてみたいと思います。
高度情報試験は全て午前1・午前2・午後1・午後2に分かれていて、ITストラテジストも同様なのでそれぞれごとに書いてみる。

午前1/択一

午前1は全試験共通で、応用情報と内容がほぼ一緒なので、下記のiPhoneアプリを無限にやってた。※前回のプロジェクトマネージャの時の話。今回は免除。

基本的に過去問がまとまってるだけのアプリなんだけど、電車とかで気軽にできるのと、間違えた問題が分かるのが便利。

午前2/択一

こちらも午前1同様択一試験。午前1との違いはより専門性が高いこと。よりマネジメント系やストラテジー系に特化した問題が出る。
残念ながらITストラテジストの午前2に対応したアプリは存在しなかったので、これは過去問を解きまくるしかない。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:過去問題
3年分くらいやって、だいたい7-8割くらい取れたのでもういっかというカンジでやめた。
過去問と全く同じ問題も結構出るので、過去問さえやれば必ず受かると思う。

ITストラテジスト午前2早わかり一問一答―合格できる知識をつくる (TACの情報処理技術者試験対策シリーズ)

ITストラテジスト午前2早わかり一問一答―合格できる知識をつくる (TACの情報処理技術者試験対策シリーズ)

一応こんな本もあるみたい。




ここまでの試験はまあ普通に受ければだいたい受かる世界で、問題はここから。


ちなみに午後1も午後2にも参考書代わりにこの本を使いました。

情報処理教科書 ITストラテジスト 2015年版

情報処理教科書 ITストラテジスト 2015年版

というかこれ以外にあまりITストラテジストの本とか無いです。

午後1/記述

大学入試の国語みたいな問題。20文字とか40文字とかの解答や、穴埋めを求められる。

過去問解いて、解答眺めて自分の答えと突き合わせるという作業をしたらだいたいどういったことを書けばいいか分かると思う。全く分からなかったとしたら結構キツイ。
対策としてはやっぱり過去問かな。よく入試の現代文の解説とかで、「この助詞に注目」とか「このフレーズが出てきたら印をつける」みたいな説明があるけど、ITストラテジストの参考書にもそういうことが書いてあるといえば書いてある。
ただ、そういうのって後付けに過ぎなくて、それこそ行間を読む的なのって明確に科学できるものではないし、いろんな文章や解答を読んでそのふわっとしたものを掴むスキルを帰納的に身に付けていくほうがむしろ早いと思う。

知識はそこまでいらないので人並みの読解力があれば通れるはず。

午後2/論述

やはり一番難しいのはこの午後2だと思う。だいたい問題のパターンは決まっていて、

  1. 過去に自分が携わった業務改革とその背景(800字以内)
  2. そのプロジェクトの中でのITストラテジストとしての自分の役割(800-1600字)
  3. そのプロジェクトに対するITストラテジスト観点での振り返り(600-1200字)

の3問が出される。例えばH26の秋試験で実際に出た問題は下記の通り。

設問ア あなたが携わった、ITを活用した業務改革の背景にある事業課題を、事業の概要、特性とともに800字以内で述べよ。
設問イ 設問アで述べた事業課題に対応するために、実施した業務改革とそのときに活用したIT、及び費用対効果の定量的な根拠とその時に検討した内容について、800字以上1600字以内で具体的に述べよ。
設問ウ 設問イで述べた業務改革の実施結果は、経営者にどのように評価されたか。更に改善する余地があると考えている事項を含めて、600字以上1200字以内で具体的に述べよ。

一応これ以外にも最近の動向がかかれた問題文みたいなのもあって、それを踏まえて書く必要があるといえばある。今回だとスマートデバイスとかSNS活用とかクラウドがどうのとか書かれてた。

ただ、それ以上に大事なのはITストラテジストとしての視点。上で紹介した人材要件ところに「役割と業務」というのがあるので、そこに述べられているような観点で何かと記述していく必要があります。

同系統の試験にプロジェクトマネージャ試験というのがあって、そちらでも似たような問題があるんですけど、実は役割を踏まえると問われていることは全然違います。

プロジェクトマネージャに求められるのは、大規模で関係者の多い案件をマネジメントすることで、ITストラテジストの方はプロジェクトの規模がどうというより、費用対効果のよいもの(特に効果の大きさが大事)を企画・立案・進行できることが求められるっぽい。

好き勝手に自分の携わった業務改革プロジェクトについて記述するのではなく、
ITストラテジストの役割に沿って
・問題文に書かれているような最新の動向を踏まえつつ

論述するのがA判定をもらうコツだと思う。

そのためには、ITストラテジストの役割の部分を読み込んでおき、関連する知識を収集したり、最近のIT動向をウォッチしておくといったことが対策になるかと。

ただ、そもそも業務経験が無くて、記述できないという人もいるかもしれない。
そういった人に向けて2つアドバイスします。というか自分も新卒2年目だし、そんなカンジだったのでどうやって業務経験の不足をどう乗り越えたかを書きます。

1. 業務経験のある人に話を聞く
社内に業務改革系のプロジェクトに関わっている人がいれば、その人に話を聞くのがいいと思う。どういったところで苦労したかとか、経営陣からどのようなフィードバックを受けたかとかを聞いておき、それをさも自分の体験であるかのように書くのが吉。

ただ、身近にそういう人がいないケースもあるかと思います。
そういった人にオススメしたいのが次の方法です。

2. 本で学ぶ
やはり困ったときは書籍に頼りましょう。独学っつーのはそういうことです。
ただ、本で学ぶと言っても、教科書みたいなものよりストーリー性のあるものの方が理解しやすいかと。文体もライトな方が読みやすいと思います。



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↓プロジェクトマネージャ試験についての話はこちらです。
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