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映画『アメイジング・スパイダーマン2』感想


『アメイジング・スパイダーマン2』最終予告編(大ヒット公開中) - YouTube

アメイジングスパイダーマン2

バットマンのリブート版である『ダークナイト』シリーズや、スーパーマンのリブート作品『マン・オブ・スティール』などと違って、『アメイジングスパイダーマン』ってサム・ライミトビー・マグワイア版からのリブート感があんまりなくないですか。旧シリーズの頃との映像にあんまり違いがなくって、「あれ、ドクター・オクトパスって新しいシリーズの方だっけ?古い方?」ってなる。

ヴィランについて

ヴィラン(悪役)についていうと、今回のヴィランはオズコープ社の事故で電気人間になってしまったエレクトロなんですが、原作とデザイン変わりすぎじゃないっすか。
原作だとこれ↓
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なのが『アメイジングスパイダーマン2』ではこれ↓

ですからね。

ウォッチメンのドクター・マンハッタンっぽい。能力的にも。

音楽

今作の音楽は『ダークナイト』シリーズや『マン・オブ・スティール』、『シャーロック・ホームズ』シリーズなどでおなじみ、ハンス・ジマーです。予告編のBGMでもすでにそれっぽさがありますよね。

ストーリー

ストーリーについては、なんか散漫な印象がありました。自身の出自のパートだとか、恋人・グウェンとの関係だとか、友人であり敵となるハリー・オズボーンについてだとか、いろんなことが語られてはいるのですが、それぞれが中途半端な気が。とはいえ、それぞれが微妙に絡み合ってきているので、編集するときも要素として残しておかないといけなかったのかもしれません。ディレクターズ・カット版とか出たらまた変わるんでしょうか。

演出

演出に関して言うと、どこかで見たことがあるようなシーンばっかりでしたね。ハイジャックされて飛行機が落ちるシーンとか『ダークナイトライジング』の出だしを思い出しましたし、糸を出すときにスローモーションになるのは『マトリックス』シリーズ以降って気がするし、グウェンとのやり取りとかスパイダーマンの格好する少年のくだりとかはアメリカンってカンジがしました。キモであるスパイダーマンのアクションも確かに爽快感があるのですが、2002年の『スパイダーマン』とあんまり違いが見られないんですよねえ。

全体的な感想

とはいえ、全体的に高いレベルでまとまっているエンターテイメント作品ではあると思いますし、エンディングに後味の悪さはあるものの、デートで観に行ったりするのにはいいんじゃないでしょうか。あと、個人的にはスパイダーマントビー・マグワイアの時みたいな若干暗いやつではなく、アンドリュー・ガーフィールドみたいな軽薄なカンジの方が好きですね。

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