タイトルの通りです。
今年高3になる1995年度生まれが「ゆとり教育」最後の世代だそうです。
以下、記事からの引用となります。
そのとおり、1995年度に生まれた今の高3生は「ゆとり教育」の最後の世代なのだ。
「現行の出題範囲のセンター試験も今回が最後です。来年からは出題範囲が広がって負担が増える。1年だけ経過措置があるんですが、今の高3生が浪人すると、ライバルは勉強量の多い脱ゆとり世代です。高3生にとっては、志望校に挑戦するか、ランクを下げて確実に受かる大学にするか思案のしどころ。生徒には、本当に行きたい大学に行ってほしいのですが」
都内の中高一貫校の教諭がそう漏らすように、いわば「現役の壁」が、高3生や親、高校関係者を悩ませている。
❏ 「浪人できない」高3の冬 ゆとり課程の大学入試は今年最後 (1/5) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
なるほど。中々大変そう。
しかし、世代の差ってそんなに大きいんでしょうか。むしろ同世代における進学校とそうでない学校の方が大きそうな気がしますが。
多分、ゆとり教育だろうが脱ゆとり教育だろうが、私立の管理教育型の進学校あたりのカリキュラムはそこまで変わらない気がしますし、逆に自由放任型の学校でも同様かなと思います。最近では公立でも個性的なカリキュラムの学校が多いので、似たようなケースは多そうです。
また、学校での学習時間が減るという状況に対して、塾に行くという対策を取ってる高校生も多いと思います。学校での勉強量が増えたら塾での勉強量が減るみたいなことになりそう。
そうなってくると「ゆとり教育」から「脱ゆとり教育」になって困りそうなのは、「言われなきゃ勉強が出来なくて、かつゆとり教育の中で学校から与えられる勉強量が減ってる人」だけなのでは。そういう人は確かに浪人しないほうがいいかもしれませんね。
まあここまでは勉強量の話しかしてなくて、指導要領、つまり入試の範囲については触れていないので、範囲面での有利不利については議論できてないんですけれども。ただ、多少範囲が変わっても、大学の二次試験が大きく変わる、みたいなことは無いと思うので、別に浪人したからといってそこまで不利になったりはしないと思ってます。
最後にいい話。
元日から友人と一緒に大手予備校の自習室で詰めの勉強をしていた都立小石川中等教育学校6年(高3)の増子悠さん(18)は、こんな決意を語ってくれた。
「好きでゆとり世代に生まれたわけではありませんが、学校行事や部活にきちんと取り組むことができたのは、ゆとり教育のいいところだったと思います。この世代もやるべきことはできる、ゆとり世代を軽く見るなということを社会に示したい」
高3生も浪人生も、この意気で、ぜひのびのびと実力を発揮してほしい。
ええ子や。