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大学入試における小論文対策について

大学 教育

小論文という科目について

受験シーズンなので大学入試に関する話題でも。
入試科目の中でも“小論文”という科目は、「授業で教えてもらえない」「試験なのに正解がない」など、英語や数学等の学科試験と比べてなかなか特殊で、受験生にとってはとっつきにくい科目の1つではないでしょうか。

自慢ですが、僕はわりと小論文試験を得意としていて、模試でも高い偏差値をキープしており、実際に小論文を課している入試でも合格しました。余談ですが、某コンテンストで賞も取ったりしています。

そんな小論文について、知り合いからよく対策方法を聞かれたりするので、僕なりの考えを書いておきます。

何故小論文形式で出題するのか

さて、小論文の対策について論じる前に、なぜ大学側が小論文形式の試験を課しているのかについて考えてみたいと思います。

そもそも、なぜ大学に入るために試験を受けなければいけないのでしょう。試験というのは、一般的に能力を測るものと言われています。つまり、学科試験では、数学や英語、国語、理科、社会に関する能力を測っているわけです。

同じ流れで考えると、小論文試験では小論文を書く能力を測っているということになります。仮にそうだとすると、小論文試験で測られているのはどういった部分なのでしょうか。

僕は以下の2種類だと考えています。

  • 文章を書く技術
  • 自分なりの意見を持てているかどうか

前者は、分かりやすく伝えるための文章構成のテクニックや基本的な文法のイロハ、語彙などが当てはまります。巷に溢れる小論文対策の本などを漁ると、「まず問題提起から入る」「主張→理由という構成で書く」といった風に文章を構成の技術について書かれた本ばかり目につきます。もちろんそれも大切なのですが、後者についてはあまり触れられていなかったりするのが残念です。

結局のところ、文章を書く技術というのは意見を伝えるためのものであり、そればかりを磨いても意味がありません。本当に大事なのは後者の「自分なりの意見を持てているかどうか」だと思います。これはテーマ型と言われる形式でも、課題文型と言われる形式でも変わらないでしょう。

自分なりの意見を持つために

ここからは具体的に何をすべきかという話に移ります。
もし自分が受験生だったらこういうことをするだろうなというのを箇条書きにしてみました。

  1. 受験先の学部が専門としている領域についてある程度基礎的な知識を持っておく
  2. 受験先の学部が専門としている領域に関連する、ここ1~2年くらいのトピックを抑えておく
  3. そのトピックに対して、文献などを参考にしつつ自分なりの(賛成or反対)意見を文章にしてみる
  4. ブログや社説などで自分の意見と異なるものを探し、それに反論する文章を書いてみる

1・2の理由としては、基本的に小論文試験というのは受験先の学部に関連するテーマや課題が出されるからです。ある程度の基礎知識や近年のトピックについての情報を持ってないと、問題の意図を掴めないので。

あと、文章を書く時に材料になるというのもあります。

自分なりの意見を構成する2大要素は知識経験です。自分の経験に基づく意見はウケがいいので入れたほうがいいと思いますが、それだけではどうしても考えとして浅いものになってしまいますし、そのテーマに関係する自分の経験をひねり出せない時にも文章を補強するのに役にたちます。

例えば、教育系のテーマだと、受験生自身が高校生というのもあって経験ベースの文章(「~だから教員になりたいです。」というパターンが多い)が見受けられる事が多いのですが、そこに知識要素が加われば周りに差をつけられるでしょう。

ということを書くと、図書館に行って本借りてきてインプットばかりする人が現れると思うのですが、それだけではダメなので、3・4ではとにかく書いてみるというのを挙げてみました。

文章力というのは持久力みたいなところがあって、書き続けて添削してもらううちにどんどん上がってきます。なのでとにかく書いて書いて書きまくりましょう。僕はセンターから2次試験(小論文があった)までの間に、学科の勉強に平行して、小論文用として縦書きのノート3,4冊使いきった気がします。

その際は試験で活かせるように、材料を集めながら書いた方がよいでしょう。インプットだけだと本番の時に思い出せなかったりするので、こうしたアウトプットを通じて覚えていくと“使える”知識になります。

最後に

とまあいろいろ書きましたが、今回の話は入試のみをスコープとしているので、就職活動におけるESや公務員試験や資格試験における小論文はまた話が変わってくる部分もあるでしょう。ただ、「なぜ小論文試験を課しているのか」を考えた上で対策し、試験に望むという考え方そのものは、そういった場合にも応用が効くと思っています。
※このエントリ自体は小論文的な書き方はできてないです。念のため。


新版 論文の教室―レポートから卒論まで (NHKブックス No.1194)

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