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ダークナイト ライジングを観に行く前の予習

前回の記事で書いた通り「ダークナイト ライジング」を観てきました。新バットマン3部作を締めくくるにふさわしい素晴らしい作品だったと思います。

さて、今回は感想などは抜きにして、これから観に行かれる方に向けて、「ダークナイト ライジング」をより楽しんでもらえるよう事前に読んでもらいたいエントリーを書きます。ネタバレはないはず。

ダークナイト ライジング」とは

結局のところ、「ダークナイト ライジング」というのは、クリストファー・ノーランバットマンシリーズ三部作“ダークナイト・トリロジー”の3作目にあたる作品なわけです。つまり、「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」の内容が頭に入ってないと、正直ついていけない部分もあるかと思われます。というわけで、両作品のストーリーをWikipediaから引用します。

バットマン ビギンズ

長引く不況による貧困、凶悪犯罪の横行、司法の腐敗に喘ぐ大都市ゴッサム・シティ。大企業ウェイン産業社長の御曹司ブルース・ウェインは、ある夜、観劇の帰り道に強盗によって両親を殺害されてしまう。十数年後、成長し、復讐を遂げようと決意した彼が目撃したのは、裁判を終えた犯人が別の人間によって殺される現場だった。黒幕であるマフィアのボス、カーマイン・ファルコーニの元へ向かったブルースは、汚職と腐敗の蔓延したこの街では正義や個人の力など何の意味も持たないことを示された上で一蹴され、自らの無力さを痛感する。

行き場を失った復讐心、両親の死への罪悪感、犯罪者の心理の探求、腐敗しきった街で犯罪と戦う方法……様々な葛藤を胸に秘めながら、世界中を巡る旅に出た彼は、放浪の果てにたどり着いたヒマラヤの奥地で、ヘンリー・デュカードと名乗る男と出会う。悪と戦う力を手に入れるには超然的な存在になる必要があると説く彼に導かれ、ブルースは謎の人物ラーズ・アル・グールと彼の率いる"影の同盟"という組織に接触する。

"影の同盟"の下で修行を積み、強靭な精神と意志を身につけ、戦闘技術に磨きをかけたブルースは、考えの相違から同盟と決裂すると、マフィアたちの巣窟となったゴッサム・シティへと舞い戻る。今や彼らと戦う術と強い覚悟を得たブルースは、幼き日に枯れ井戸の底でコウモリに恐怖した体験をもとに、自らが犯罪者たちを震え上がらせる恐怖のシンボルとなることを決意する。執事アルフレッドの献身、ウェイン社応用科学部ルーシャス・フォックスの技術的支援、街の唯一の良心ゴードン巡査部長との結束、そしてブルースとしても幼馴染であり思い人でもあるレイチェル・ドーズ検事の協力を受けながら、バットマンとしての闘いを開始する彼だったが、それはさらに過酷な現実の始まりでもあった。
バットマン ビギンズ - Wikipedia

ダークナイト

ゴッサム・シティバットマンが登場してからほどなくして、口の裂けた顔にピエロのようなメイクを施したジョーカーと名乗る正体不明の犯罪者が現れた。神出鬼没のその男は、その日も白昼堂々とマフィア傘下の銀行で強盗をやってのけると姿をくらました。

一方、バットマンことブルース・ウェインは、ゴッサム市民の平和を守るべく、毎夜悪と戦い続けていた。しかし、悪の芽をいくら摘み取っても、汚職と腐敗の蔓延したゴッサムに真の平和が訪れることはなかった。バットマンゴッサム市警のジム・ゴードン警部、新任の熱血地方検事ハービー・デントと協力し、放射線で印をつけた紙幣を用いてマフィアの資金洗浄を一斉に摘発するという大胆な手段にうってでる。内通者の存在により一時失敗も危ぶまれたが、三人の尽力で最終的に作戦は成功し、とうとうマフィアは資金源を断たれ、さらにRICO法の適用によってボスたちを除くそのほとんどが投獄されることとなった。

ハービーの正義の信念が本物であることを感じたブルースは、自分と違って素顔を晒し、法に則って堂々と悪と戦う彼こそが、ゴッサムの求める真のヒーローであると確信し、バットマンを引退しようと考え始める。幼馴染であるレイチェル・ドーズに未だ想いを寄せるブルースは、自分がバットマンでなくなる日こそ彼女と結ばれる時であると信じていたが、レイチェルの気持ちはブルースと現恋人であるハービーとの間で揺れ動いていた。

その頃、追い詰められたマフィアたちは、現れたジョーカーの「全資産の半分を条件にバットマンを殺害する」という提案をついに受け入れることを決定する。しかし、解き放たれたジョーカーの暴走は想像を絶するものだった。バットマンという一線を超えた活動をする存在に呼応するかのように、ジョーカーの犯罪もまた一線を越えていたのだ。

警官や市民を次々と殺害し、劇場型犯罪や予想のできない残酷な奇策でバットマン心理的に追い詰めていくジョーカー。ジョーカーはバットマンが正体を明かさなければ毎日人を殺し続けると脅し、さらに街の希望のシンボルであるハービーをもつけ狙う。 これまで自身のルールに従って戦ってきたバットマンは、秩序を一切持たないジョーカーに苦戦を強いられ続ける。そんなバットマンを自分と同じ狂人だと語り、その信念を気休めに過ぎないと笑い飛ばすジョーカーの真の目的は、金でもバットマンの命でもなく、ゴッサムに恐怖と混沌をもたらし、良心の奥に隠れた人間の「本質」をさらけ出すことにあった。
ダークナイト - Wikipedia

バットマン ビギンズ」と今作の関わり

特に「バットマン ビギンズ」は、「ダークナイト」に比べてメディアに取り上げられる回数も少なく、作品自体も随分前なので内容を覚えてないという方がほとんどだと思いますが、「ダークナイト ライジング」のストーリーに大きく関わってくるので余裕があれば観ておいたほうが良いかと。

今作の敵役である“ベイン”(CMでも流れてる顔にマスクつけたアイツ)は、ビギンズでバットマンことブルース・ウェインが修行した「影の同盟」出身という経緯なので、この辺知らないと「影の同盟」とか「ラーズ・アル・グール」とか一体なんなんだという話になる。

あと細かいとこだと、ビギンズの時に敵だったスケアクロウことジョナサン・クレインも物語後半でちょっと出てきたりしてます。

最後に

ダークナイト ライジング」という作品に関して多少触れておくと、キャットウーマンの立ち回りがやっぱいいですね。あとはバットマンが乗るタンブラーが大幅に進化してるのも男子的にはアツいです。まあ細かいことはいいんでとりあえず観に行ったらいいかと。別に何度観てもいいわけだし。

俺も2回目いつ見に行こうかなー