6月は祝日が無くてつらいので、休みを取ってバイクで群馬県の北の方にある四万温泉に行ってきた。
泊まったのは積善館という宿の本館。すごく徳の高そうな名前。
こんなカンジの赤い橋がかかっていて、映画「千と千尋の神隠し」のモデルの1つでもあるらしい。(って宿に書いてあった。道後温泉とかモデルと言われてる。)
見ての通りかなり古い建物なのだけど、元々は元禄4年に建てられたそうで、日本最古の湯宿建築を名乗っていて、群馬県の指定文化財にも選ばれている。
ちなみにWikipediaの「日本最古の一覧」の木造温泉建築にも載っている。
木造温泉建築 - 四万温泉積善館(群馬県吾妻郡中之条町、1691年建築)
❏日本最古の一覧 - Wikipedia
積善館には本館のほか、佳松亭や山荘という建物もあるのだけど、本館はどちらかというと湯治宿で、佳松亭や山荘に比べると宿泊費は安い。布団の上げ下ろしとかは自分でやる必要があるけど、タオルやアメニティはあったし、朝晩のご飯は出るし、これで7000円前後ならわりとコスパいいのでは。
その本館には昭和5年に建てられたレトロな「元禄の湯」という大浴場があるのだけど、なんというかモダンで雰囲気が良い。流石に写真は撮れなかったのでサイトのスクリーンショットで紹介。
❏ Error 404 Page Not Found ページが見つかりません | 【公式】四万温泉 積善館(せきぜんかん)
ただ、元禄の湯はシャワー設備が1カ所しかないから、身体を洗うのであれば、佳松亭の方にある大浴場に行くのがオススメ。新しくてキレイだし。
そうそう、本館・山荘・佳松亭は全部つながっていて、外にでること無く行き来できるのだけど、増設を重ねたのかめちゃくちゃ入り組んでいて難易度が高い。そういう意味でも千と千尋の神隠しの油屋っぽいと思った。
泊まった部屋が本館の中でも特殊な「桐の間」という部屋で、1階の橋の方にあったから、佳松亭の大浴場に行くの大変だった。浪漫のトンネルとかいうのを通ってエレベーターに乗って階段でさらに階を上がったりしてダンジョンっぽかった。
↑浪漫のトンネル
部屋もまあ確かに古いけど、値段相応かな-。
四万温泉に行くならオススメです。
《じゃらん》
❏ 四万温泉積善館 本館
《楽天トラベル》
❏ 四万温泉積善館 本館
場所的には伊香保から草津に抜ける途中くらいにあって、地理的にはスキーで有名な苗場のちょい南側。ただし、苗場に直接抜けることは出来ないけど。
GoogleMapではこの辺。
そういえばたまたま次の日に大学時代の知り合いもここに泊まったようで、その人はバスで行ったって言ってた。バスは満員だったらしい。見ての通り電車でのアクセスは難しいけど、そういう手もあるなあと思った。
近くには温泉街もあって、そちらもレトロで雰囲気が良かった。
ただ宿に到着した日はずっと雨で泥のように疲れてたので回れなかったので残念。
翌朝に散歩したけど、すげー渋くて“浪漫”ってカンジだった。
軽食&喫茶の看板マジでよくない?
とまあいい話ばっかり書いてるけど、宿に行く途中鬼のように雨が降っていて、首都高では渋滞でずぶ濡れになるわ関越道では雨が針のように刺してくるわ、国道353の山道ではスリップしそうになるわで最悪だった。大雨注意報とか出てたみたいだし。
結論:梅雨時にツーリングに行くべきではない。
梅雨時に有休使うのダメそう
— Yusuke MURAMATSU (@muranet) 2015年5月19日
ほんまそれ。