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『新興宗教オモイデ教』(大槻ケンヂ)・感想

新興宗教オモイデ教 (角川文庫)

新興宗教オモイデ教 (角川文庫)

大槻ケンヂの小説『新興宗教オモイデ教』をKindle版で読みました。
なんで今さらって話なんですが、きっかけはこの本がLeafの『雫』というゲームの下敷きになっているというのを知ったからです。
大槻ケンヂの小説っていうと『グミ・チョコレート・パイン』シリーズくらいしか読んだことなくって、あれも中高時代の男子の悶々としたカンジと同級生の女子が大人っぽく見えるみたいなのをテーマにした作品だと思うんですけど、『新興宗教オモイデ教』も似たような作品ですね。ただし、こっちのほうが狂気に満ちてます。

ちなみにAmazonのあらすじを見ると「1カ月前に学校から消えたなつみさんは、新興宗教オモイデ教の信者になって再び僕の前に現れた。彼らは人間を発狂させるメグマ祈呪術を使い、怖るべき行為をくりかえしていた―。狂気に満ちた殺戮の世界に巻き込まれてゆく僕の恋の行方は?オドロオドロしき青春を描く、著者初の長編小説。」と書いてあります。

感想としては、ストーリーや話の流れはどっかで聞いたことがありそうで、かつてのジュブナイル小説なんかを彷彿とさせる内容ですが、発狂した人間の描写なんかは独特だなーと思いました。

まあそんなのはどうでもよくってですね、この小説でめちゃくちゃ気に入った文章があるので2つ紹介します。

1つ目は関西弁の信者・中間が主人公を学校から連れ出すシーンのこのセリフ

あんなジロー、教室は舞台や、授業は芝居や。数学のできる奴はその時間は主役、美術のできるもんはその時間だけ主役、何もできん奴はずっと脇役。
No.492

いやー、良い。中高生の時に授業中窓の外眺めてたような人なら共感して頂けるんじゃないでしょうか。

もう1つは最後の方で教祖が中間について回想したシーンでのこの言葉

僕は耳ざわりな唄は大好きや、人を嫌な気分にさせるっちゅうのは、そんだけで存在感のある唄なんやないですか
No.1889

これも良いセリフですね。

そういえば全然別の人が新興宗教オモイデ教の外伝を書いてるみたいです。
原田宇陀児…?AQUAPLUS…?ウッ、頭が

新興宗教オモイデ教外伝 1 (1) (ガガガ文庫)

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