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映画『ゼロ・グラビティ』感想

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映画『ゼロ・グラビティ』オフィシャルサイト

映画『ゼロ・グラビティ』(原題は『Gravity』)を見てきました。事前に「映像と音がヤバい」という感想を聞いていたので、一番近いIMAXシアターのある「109シネマズ 木場」にて、3D版を視聴しました。


いやー本当にすごかった。これどうやって撮ってんだろ。無重力空間の描写って実写映画では鬼門とされるところで、宇宙を舞台にした作品でもいろいろと理屈をつけて重力がある設定とかにして、無重力空間の表現を避けていたりしているのはよくある話です。『STAR WARS』シリーズなんかそう。全然無重力とか出てこない。


まあ無重力空間をちゃんと表現してる作品もあって、実際に起きた事故をモデルにした映画『アポロ13』とかは航空機を急降下させることで無重力空間を発生させて撮影したりしています。


ただ、『ゼロ・グラビティ』に関してはそういった小手先でどうこう出来るってレベルじゃない映像が連続しててどうやって撮ってるか想像できなすぎる。特に最初の方の修理作業のシーンとか「これ宇宙行って撮ってきたろ?」って言いたくなるほどの出来。メイキング映像の入ったBlu-rayとかあったらメイキングを見るためだけに買いたい。


映像も圧倒的なんだけど、音響もすごい。ここの音響の使い方が上手いなーって思ったのが2つあって、1つ目は緊迫感のあるシーンで盛り上げるように音を使うところ。最初に衛星から投げ出されるシーンとかソユーズに乗り込むシーンとかですね。ただそれはまあ他の映画でもよく使われる技法なんですが、もう1つ、状況を表現するのに音を上手く活用しているのはこの映画の特徴的な部分かなあと。空気が抜けると音が聞こえなくなって、空気が充満してくると再び音が聞こえ始めるだとか、主人公が溺れかけてるシーンで水に浸かったらゴボゴボみたいな音になって、水から一瞬出た時にはフツーの音に戻る、っていうのを数十秒の間に何度も何度も交互に変えてるところとかです。


シナリオはかなりシンプルで、事故が発生して宇宙空間に取り残された宇宙飛行士が地球へ帰るというもの。それこそ『アポロ13』みたいなカンジです。全体で91分と最近の映画の中では短い方で、無駄のない分かりやすいストーリーとなっていました。しかしまあこの作品が評価されるとしたらシナリオではなく、映像技術や音響効果になるんでしょうねえ。よく出来たストーリーなのですが。


この映画はきっと映画館かヘッドマウントディスプレイで見たほうがよくて、というかそうじゃないと正しく評価できないような気がします。家庭用のテレビとかで見ても(よっぽど大きな画面サイズと性能の良いオーディオシステムがあれば別ですが)魅力は半減するんじゃないでしょうか。ですので、興味のある方は、DVDのレンタルを待つのではなく映画館で見るのをオススメします。

Gravity

Gravity