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映画『マン・オブ・スティール』はダークナイト3部作におけるバットマンビギンズ的な位置づけの作品?

映画『マン・オブ・スティール』

映画『マン・オブ・スティール』公式サイト

9月7日公開の映画、『マン・オブ・スティール』観てきました。いまさら説明は不要かと思いますが、マン・オブ・スティールっていうのはスーパーマンの別名ですね。
スーパーマンっていうとアメリカンコミックに登場するスーパーヒーローの中でもなんでもできちゃう方というか、あんまり悩みのないタイプの主人公というイメージがあって、アメリカの正義を体現してるカンジがあまり好きじゃなかったのですが、マン・オブ・スティールでのスーパーマンことクラーク・ケントは葛藤を抱えている様子が描かれていてそこがよかったですね。

ザック・スナイダークリストファー・ノーラン

さて、今作の監督は『ウォッチメン』『300』で知られるザック・スナイダーなわけですが、最初聞いた時マニア受けしかしなさそうだなーと思ってました。
ところが、トレーラーを眺めてると、制作・原案にクリストファー・ノーランの名前が。しかもよく調べたら脚本はこちらもダークナイト3部作のデビット・S・ゴイヤーじゃないっすか。あ、これはもう見るしか無いなってなるでしょ。ちなみに音楽も同じくダークナイトシリーズのハンス・ジマーという。ハンス・ジマーはパイレーツ・オブ・カビリアンの曲の方が有名かもしれませんね。


ちなみにキネマ旬報の9月上旬号のザック・スナイダーへのインタビューには次のように書かれてます。

― ノーランから「マン・オブ・スティール」を監督しないかと持ちかけられた時、あなたはどんな反応をしたのですか?
「『でも、スーパーマンは難しいですよね』というのが、僕の最初の答だったよ。スーパーマンというキャラクターは好きだったが、スーパーマンの映画を作ることに、僕はとくに興味をもっていなかった。どうすればクールな映画にできるかわからなかったからだ。『ウォッチメン』を作った後だけに、余計に難しく感じられたのかもしれないね。でも、クリスがこれをどんな映画にすることができるのかと語ってくれるのを聞くうちに、その視点ならおもしろいと思うようになっていったのさ。この映画ならば、僕らは一緒につくっていくことができるかもしれないと」

― その話し合いで、ノーランは具体的にどんなことをあなたに語ったのですか?
「それは言えないな。ただ、感情がたっぷりあるシーンについてだったと言っておこう。若い時代のクラーク、新米スーパーマンとしてのクラーク。それは、ちっとも楽しいことじゃないんだ。辛いんだよ。今作では、その感情面はもちろん、ビジュアル面も、できるかぎりリアリティをもって描きたいと思っている。空を飛べる男の話だし、ファンタジーの要素があることには間違いないが、観客に『これはいかにも嘘っぽいぞ』と思わせたくはないんだ」

キネマ旬報9月上旬号 p26-27より


元々はノーランから持ちかけたようです。だったら自分で監督しろよとも思いますが、ダークナイト・ライジングの撮影終わるの待ってから撮り始めたらいつになるか分かりませんしね。しかもスーパーマンとバットマンが共演する続編も待ってるそうですし。そっちは来年から撮影が始まるという噂もあったりとか。


また、「ちっとも楽しいことじゃないんだ。辛いんだよ。」とある通り、今作のスーパーマンは悲しみを背負って戦ってます。元々のスーパーマンではあんまり悩みが描かれて無くて、それに対するアンチテーゼだったのが戦うことに悩み続けるバットマンだったわけですが、『マン・オブ・スティール』のスーパーマンは自分は何者なのか、正義とは何か、自分の使命はなんなのかといったことに悩んでいる様子が描かれています。
それを象徴するシーンの1つが、プラトンの『国家』を読む少年時代のクラーク・ケントです。『国家』には「自分のことだけをして余計なことに手出ししないことが正義なのだ」 という一節がありますが、自分の力で人を救うべきか悩むケント少年はこの文章をどう読んだのでしょうか。
他にも色々とクリストファー・ノーラン的な象徴的シーンがいくつかあるのですがそれは見てのお楽しみ。

次回作

さて、『マン・オブ・スティール』は続編が作られることが決定しているわけですが、ダークナイト3部作のように3部作構成になるのではあれば、今作はまだビギンズ的な位置づけの作品といえるでしょう。そういう意味では、今作より続編のほうが期待値は高いです。予想ではレックス・ルーサーかビザロあたりがヴィランとして登場するんじゃないかと思ってます。

加えて気になるのは『スーパーマン VS バットマン』ですね。アベンジャーズに登場するアイアンマン、ハルク、マイティ・ソーなどマーベル系のヒーローに対して、DCコミックスの誇る2大ヒーローが揃うということで、どうなんでしょうかねこれ。絶対ヒットするでしょ。ただ、結局アベンジャーズがアイアンマン寄りの作品だったので、スーパーマンかバットマンのどっちかに寄った作品になりそうという心配もあります。特に、バットマンって別にそこまで超人的なヒーローじゃないのに対して、スーパーマンってこう超サイヤ人みたいなとこあるので世界観的大丈夫かなって気になってます。そこんとこどう見せるのか楽しみですね。

マン・オブ・スティール オリジナル・サウンドトラック

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映画『マン・オブ・スティール』本予告編映像 - YouTube