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映画「パシフィック・リム」感想

観てきましたよ、ギレルモ・デル・トロ監督の映画『パシフィック・リム』。いやー、最高のB級映画だった。以下感想です。

豪華声優陣

普段なら洋画は字幕版で見るんですが、今作は日本語吹き替え版で見ました。と言うのもですね、主人公の声が杉田智和さんだったり林原めぐみさんだったりとアニメファン的にはアツい配役となっているからです。他にも、アムロ・レイ役で有名な古谷徹さん、シャア・アズナブル役で有名な池田秀一さん、北斗の拳で知られる千葉繁さん等々、かなり豪華な布陣となっていました。
洋画好き的には玄田哲章さんや三ツ矢雄二さんが登場してるのも結構テンション上がるんじゃないでしょうか。
ただ、他の人はともかく杉田智和林原めぐみの2人の声を聞いていて思ったのは、いかにもアニメ風な喋り方をするので、実写映画に声をあてるとちょっと違和感があるかなーと。なんというか上手すぎて逆にクサいんですよね。アニメならいいと思うんですけど。前に宮崎駿氏が声優を起用しない理由みたいなの話してましたが、なんとなく分かる気がしました。


予告編では禁句となっていた「KAIJU」


映画『パシフィック・リム』日本限定版予告編 - YouTube
こちらの予告編もそうなんですけども、敵のこと“奴ら”としか言わないようにしてますよね。ただ、劇中では敵はKAIJU(怪獣)って呼ばれていて、しょっぱなからずっと連呼されてます。これをどうも伏せていたようで、日本の予告編等では全くKAIJUという言葉が使われていません。
おそらく地球滅亡モノっぽく見せようとしてるんでしょうが(司令官の演説とかインデペンデンス・デイっぽいし)、構成としてはゴジラとかウルトラマン的な怪獣映画なのでそういう売り方はどうなのかなーと。まあそっちのほうが客が来ると踏んだんでしょうが。
ちなみに主人公たちが乗るロボットは「イェーガー」(ドイツ語で狩人の意)なんですが、最近だと進撃の巨人の主人公がエレン・イェーガーなのでそれを思い出したりしました。イェーガー戦車とかあるしよく使われる言葉なんですけどね。


日本の作品の影響

ギレルモ・デル・トロ本人も「日本の漫画、ロボット、怪獣映画の伝統を尊重している」と予告編の中で語っているように、かなり日本のアニメや映画の影響を受けているように感じました。
一番近いなと思ったのは「新世紀エヴァンゲリオン」です。香港の基地とかジオフロントっぽいし、エヴァの射出ゲージっぽいのもあったし、ロボットを輸送ヘリみたいなの数機でロープで吊るして運ぶとことかもエヴァっぽい。てかあの輸送方法ってどうなんですかね。あと、そもそも敵のKAIJUがいわゆる日本的な怪獣とはちょっと違って、無機質なカンジがするところもエヴァにおける使徒っぽいですね。
ただ、庵野さんも言ってる通り、エヴァ自体、特撮の影響を大きく受けた作品なので、今作も広い意味で言えば特撮の伝統を受け継いでいるといえるでしょう。特にゴジラの影響があちこちに見て取れました。エンドクレジットにも“モンスター・マスターのハリー・ハウゼンと本多猪四郎ゴジラシリーズの監督ですね)に捧ぐ。”とありましたし。実際、KAIJUが街を踏み潰すシーンとか人々が逃げまどう様子とかを見てると強烈なデジャヴに襲われるんですよね。どっかで見たなあと。
一方で、特撮の伝統に則るのであれば、KAIJUに弱点とか欲しかったですね。劇中では特に弱点とか描かれないので、戦闘シーンが単なるプロレスでしかなくなっててちょっとダレちゃうなーと。


まとめ

とまあ、色々書きはしましたが、日本オタクで知られるギレルモ・デル・トロ監督作品ということで、ある意味で懐かしい作品となっているパシフィック・リム。様式美を楽しめる人にとっては面白い映画といえるでしょう。

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